〜「江間流」鉛筆画ができるまで〜

今回は、「金剛」の絵ができるまでを見ながら
江間流鉛筆画の技法をご紹介します。
まず、紙は単なるコピー用紙(普通紙)で
画材も普段仕事にも使っているシャープペンシルと
道具には全くこだわっていません。
1.見にくいかもしれませんが、基準線を真ん中に引きました。
今回は水平線です。
基本的に、基準線はあまり引かないほうですね。
2.モデルの写真をよくみて、ラフスケッチはせずに
もう本気の下書きを描いていきます。
左から描くのは、右利きなので手で汚れないようにです。
3.とにかく写真をよく見て、基準になる線や点を見つけては
等間隔・垂直・平行に描き進めていきます。
基準が見つからないときは、勘で描いて
あとでバランスをとります。
4.そうこうしているうちに下書き完成。
セル原画のような、ぬり絵のような絵ができあがります。
5.あとは塗るだけ。
細かいところも広い部分もこのシャーペンで塗ります。
最初は薄く塗って、重ね塗りをしながらぼかしたりします。
消しゴムで薄くしたりぼかしたりというのはしないですね。
全部塗って、サインを入れたら出来上がりです。
我流なので、きっと変わった描き方でしょうが
参考になりましたでしょうか?

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