特別展

郷土の歴史に触れた

浜北市宮口 大屋敷C古墳群 現地説明会レポート

2002年11月3日(日・祝) 10:00〜

 国道362号線の改良工事(宮口バイパス)に伴い発掘調査された『大屋敷C古墳群』の現地説明会があり、たまには文化的なこともしてみようと参加してみました。(11月3日は「文化の日」でもあるし。)
 現場は浜北市立麁玉中学校の北側ということで、自分の通っていた中学校のすぐそばにそんな古墳があったかなぁと思いながら行ったら、そばもそば、学校のすぐ裏の山にごっそりありました。当時は裏山にクロカンのコースが作ってあったんで、毎日のように走り回っていたんですよ。そのわずか10数センチ下に1400年前の古墳が埋もれていたとは・・・。まぁ、ハダカで出ていたわけじゃないからわからなくても当たり前なんですけど。

現場の全景
校舎から運動場にかけての裏山。
それにしてもさすが11/3。
いい天気ですねぇ。
説明を受ける見学者
いい天気とあって、
たくさんの人が参加しました。
平均年齢は高いです。
説明を受けていた古墳
キレイに石が積まれてます。
お墓職人とかがいたりして。
その他にもいろんな古墳がありました。
大きいのやら、小さいのやら。
すごく密集してるんで、今で言う「霊園」みたいな感じです。
ということは、複数遺体が埋葬された古墳は、さしずめ「○○家之墓」でしょうか?
それとも「納骨堂」?
敷石だけの古墳
石垣などに使うために壁石は
盗られたのでは?と。
奥の機械は無事だったみたい。
(当たり前か)
縄文時代の落とし穴
水の溜まってるところに
槍のような物が差したらしい。
落ちなくて良かった・・・
黒曜石のやじり等
そういえば昔、そこらの畑で
拾った覚えがありますよ。
どこかいっちゃったけど。
いろいろな土器などの出土品
しっかり形の残ったモノも出てるんですねぇ。
古墳時代の須恵器・土師器だけでなく、平安時代以降の土器もあります。
古墳を利用して、登り窯を作ったのかもしれないですね。
そういえば昔、キャンプでテントの側溝掘りしてたら
土器の破片らしきものが出てきたことがあったような・・・

 ニュースではたまに遺跡の現地説明会の話題を耳にしたりしたけど、こうやって実際に参加したのは初めてだったのでとても興味深く、おもしろかったです。しかも、本当に良く知っているところですからなおさらでした。
 今回公開されたのは見つかった51基のうちの数基でした。しかし、まだまだたくさん古墳が発掘されてるし、また発掘をしていない古墳もたくさん確認されているそうなので、本当に広範囲に渡って古墳が密集しているところなわけです。ということは、学校のそばに古墳がたくさんあったんじゃなくて、古墳群の真ん中に学校があるってことになります。

 「古墳のある学校」というのは通ってた当時も自慢できる事だったけど、今回の発掘で「古墳の”中”にある学校」としてさらに自慢ができるなって思いました。ただ、今回の発掘調査は道路工事によって行われたもの。この場所も数年後にはバイパスになってしまいます。「裏山は古墳群」と「裏山はバイパス」ではだいぶ環境が異なるけど、古墳群の記録をしっかり残して、麁中生はもちろん多くの人が身近な歴史資料に興味を持ってくれることを願いたいですね。まだまだたくさん古墳があるっていうし。またこういう機会があったなら、みなさんも参加してみてはいかがでしょう。1400年という時間がグッと短く、身近に感じられますよ。
 

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