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  懐中時計

懐中時計  腕時計をするのがあまり好きではないので、懐中時計が欲しいなと思いお店 に行ったけど、新しいのはピカピカしすぎるので古いのにしようと骨董屋をまわ っていたら、かぎでねじをまわすのがあると聞いて、探していたところ、浜松の アクトシティで行われた骨董フェアで見つけました。3万円のところを一値切り して2万7000円で購入しました。しかし、ゼンマイを切ってしまって修理代に1 万7000円かかってしまいました。結局値切ったよりもお金がかかってしまったけ ど、とても気に入っています。ただ、またゼンマイを切ってしまって修理に1万5000 円かかるので困っています。

 普段使ってる時計(腕時計なんだけど、腕にするのが嫌いなのでベルトが付いてない)がボロっちくなってきたので、いい感じの懐中時計を買っちゃいました。10年くらい前に買ってボロっちくなったといえども、デジタルの時計から懐中時計、しかもゼンマイ、しかも鍵巻きを買うあたりが、私らしいといえばらしいところです。
 この懐中時計は、鍵巻きということでも100年くらい前のモノと思います。さらに鎖引きという、すごーく小さくて精密なチェーンで引っ張るタイプのモノなので、さらに時代の古いモノのようで、決め手の「ホールマーク」(私はよく知らないんですが)から、1849年製とわかるそうです。10年前に買ったのがボロくなったから、150年前の時計を買うってのも変な話ではあるけど、これが年代を全く感じさせないくらいキレイで、動作もちゃんとしてるんですよ。ゼンマイは1日保つくらいだけど、1日の時間の誤差がほとんどないんです。家にある掛け時計(これもゼンマイ)はすぐに遅れちゃうのに、キッチリ時を刻んでいます。
 150年前に生まれて、今でもなお元気に動いていて、私が大事に使えば、これからも生き続ける。止まっていた時もあるかもしれないけど、時計って生きていた時代ずっと同じように動き続けているイメージがあるんで、眺めているだけで、音を聞いているだけで、150年前の時を感じることができるように思います。
 デジタルと違って「カチ、カチ、カチ、カチ・・・」と音がする分、かえってきぜわしないきもするけれど、まだ時間がゆったりと流れていた頃のリズムを取っていると思うんで、自分自身も時間にゆとりを感じることができるような気になる。これが古い時計の一番いい所じゃないかなと思います。
 そういえば、まえーに修理に出した懐中時計ってどうしたっけ?もしかしたら何年も修理に出しっぱなしかもしれない・・・

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