右より
・ 瀬を早み 岩にせかかる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
・ さびしさに 宿を立ち出でて 眺むれば いづこも同じ 秋の夕暮
・ あさじ生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき
・ 今来むと 言ひしばかりに 長月の ありあけの月を 待ち出づるかな
・ むら雨の つゆもまだ干ぬ 槙の葉の 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ
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